- 和の学校
- 2024年12月17日
「和の学校文化祭」ご報告
「和の学校文化祭」(主催:特定非営利活動法人 和の学校、共催及び会場:京都伝統産業ミュージアム)は、2024年12月6日(金)~8日(日)にかけて予定通り開催され、盛況のうちに終了いたしましたことをご報告申し上げます。
企画の開催にあたり、様々なかたちでのご支援とあたたかい応援をいただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。子どもたちの笑顔が会場いっぱいに溢れるイベントとなりました。「また来年もやってほしい!」という嬉しいお声も多く頂戴しています。
伝統文化や伝統産業に触れる機会の少ない子どもたち、そしてその保護者の皆さまに向けて、居心地よく「日本の伝統」に触れてもらえる機会を創りたい。そして、その体験が楽しい記憶として残ってほしい。関係者一同、そんな想いを抱えて計画し、様々な専門家の皆さまにご相談させていただき、共に考えてまいりました。
前例のないことが多く、試行錯誤を繰り返しながら当日を迎えましたが、会場では多くの子どもたちの笑顔をみることが出来ました。クラウドファンディングを通して、ご支援を賜りました皆さまからの応援があってこそ踏み出せた一歩でした。お力添えいただき、本当にありがとうございました!
会場の様子等を撮影した写真については、後日本クラウドファンディングページの「活動報告」に掲載の上、委細をご紹介させていただきますが、まずは以下、それに先立ちましてプロジェクト終了のご報告をさせていただきます。
①【結果報告】・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3日間の来場者数は以下の通りです。
12月6日(金) 288人
12月7日(土) 1,222人
12月8日(日) 1,761人
3日間の総来場者数は 3,271人 でした!!!!!
なお、数字は京都伝統産業ミュージアムの集計によるものであり、受付を経由した来場者数です。「光庭」から直接会場に入った人数はカウントしていない為、実際の来場者数はこのカウント数よりも若干程度多いかと思われます。
いずれにしましても、私たちの想定を大きく上回るご来場を頂きました。特に土日はオープンからクローズまで大盛況!しかしながら、とりわけ多くのご来場をいただいた12月8日(日)は、体験ブースでの待ち時間が少々長くなってしまったようにも思います。
お待ちいただいた皆さまには、申し訳ありませんでした。現場の運営に行き届かない点もあったと存じます。その点は、今後改善すべきこととして真摯に向き合ってまいりますので、お気づきのことがあればご教示いただきたく存じます。
②【メディア関係】・・・・・・・・・・・・・・・・・
期間中に取材をいただいたメディアは次の通りです。WEB上にアップされているものについてはリンクを挿入していますので、ぜひチェックしてみてください!
■ 読売新聞さん(12月7日朝刊)
■ NHKさん(番組「ウィークエンド関西」ほか)
NHK関西 NEWS WEB「子どもたちが伝統文化体験 京都 茶道や生け花など」
■ KBS京都さん(番組「妹尾和夫のパラダイスKyoto」)
■ J:COMさん(番組「ジモトトピックス」)
③【収支報告】・・・・・・・・・・・・・・・・・
このたびのクラウドファンディングで皆さまからご支援いただいた支援総額は「4,370,000円」でございました。READYFOR様への手数料、及び広告掲載等のオプション利用料、CFチラシ制作費を合わせた「1,168,970」円を差し引いた「3,201,030」円を全額、和の学校文化祭に係る予算として充当させていただきました。
本クラウドファンディングにおいては『集まった資金の使い道』として「私たちの趣旨や思いを、子どもたちにもわかりやすく伝えるための会場設営や演出への工夫、イベント運営での来場者の安全確保や利便性向上のために活用する」ことを掲げておりましたように、ご支援いただいた金額の使途は「子どもたちの目線に合わせた会場設営」及び「運営費」、「行事保険料」です。
以上で計「3,240,000」円を支出しておりますので、皆さまからのご支援によって、会場設営と運営が実施できたものと存じます。12月8日(日) は1,761人ものご来場をいただきましたが、おかげさまで一件の事故もなく、会場内は子どもたちや親子連れの笑顔があふれていました。
④【リターンの発送状況について】・・・・・・・・・・
オーダーメイドプランである「工房探訪ツアー」を除くリターン品につきましては、イベント開催前までに、御礼カードとともに支援者の皆さまへの発送を完了いたしました。万が一、お手元に届いていないということがございましたら、お手数ですがご連絡いただければ幸いです。
⑤【理事長からのメッセージ】・・・・・・・・・・・・
「日本の伝統を次代につなぐ」 、「和の文化を総合的に発信する」。
和の学校を設立した初代校長で、私の亡父でもある伊住政和の想いはこの二つにあったと考えております。現理事長としてその想いを受け止めながら、何ができるかを考えてまいりましたが、此度の「和の学校文化祭」では、特に「幼児期の子どもたちとその保護者」を主な対象とする場づくりを試みました。それは、その時期に和の文化を体験できる環境が社会にきわめて乏しいと感じていたからです。和の学校の理事長というバトンを受け継いだ立場として、又、息子として、本イベントで先に掲げた二つの想いを形にするべく取り組んできました。その上で「和の学校文化祭」は一つの方向性を示す素晴らしい場となったと感じています。
幼児期の子どもたちが「日本の伝統」に触れる機会は、現代社会の中にそう多くありません。そのような場を創ることを考える上では、子どもを育てる保護者の方々が、子どもたちを連れて行きやすい環境であることが重要です。今回の『和の学校文化祭』では、「キッズスペース(乳幼児対象)の確保」、「ベビーカー利用を前提とする会場設計」、「保育スタッフの常駐」を必要条件としながら全体の計画を進めて参りました。様々なレベルで行き届かなかったことはあったように思いますが、今回の文化祭で試みたことを一つのモデルとして、今後の活動に活かしてまいります。
「日本の伝統をやさしく、ふかく、おもしろく。」
和の学校は、今後も上記コンセプトに掲げ、子どもたちとその保護者が安心して参加できるプログラムの展開を継続的に検討して参ります。和の学校の今後の活動にも、ぜひご期待ください!
最後になりましたが、本イベントにご支援ご協力をいただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、展示・体験型のワークショップ等をご担当いただいた華道家元 池坊様、Ikenoboys様、香老舗 松栄堂様、種田道一様とご令孫様、アウトドアエリアでご協力いただいたモンベル様、神郡宇敬様、立命館大学茶道研究部様、『つくものらぼ』にご協力いただいた龍村美術織物様、川本光春様、横山竹材店様、静好堂中島様、『つくものらぼ』をご監修をいただいた津田純佳様(みりおらーれ代表)、映像製作と撮影を頂いた Rudy Orlandini様、シンポジウムにご登壇いただいた大樋年雄様、佐野文彦様、蜂谷宗苾様、 大谷裕巳様、運営及び設営を頂いたノムラメディアス様、印刷物等を製作いただいたグラフィック様、『茶のゆのくに』で絵をご担当いただいたイラストレーターの吉田ユウスケ様、画像提供をいただいた 淡交社様、資料をご提供いただいた丸久小山園様、「和を感じるおすすめ絵本」の選書をいただいた 洞本昌哉様、木のカルタを制作いただいた京都女子大学矢野真教授とゼミの皆さま、子どもたちと遊んでいただいた京都女子大学村井尚子教授とゼミの皆さま、「チャチャ王国のおうじちゃま」と共に会場を盛り上げて頂いた宇治商工会議所様、ピカチュウたちと遊びに来てくれたポケモンセンターキョウト様、クラウドファンディングについて多くのご助言をいただいたREADY FOR様に感謝と御礼を申し上げます。
そして、共催として企画に関わって頂いた京都伝統産業ミュージアム様、多岐にわたるご協力をいただいた 株式会社ミリエーム様、キッズプログラムディレクターを務めて頂いた畠山ひかるさん、全体を総括するプロデューサーの吉川嘉宏さんの一方ならぬ熱意とご尽力に心からの敬意と謝意を表します。
また、個人的な想いをこの場に掲げることをお許しいただけるならば、二人の子どもを共に育てながら、今回のイベントを実行する上での力強い応援と、多くの気付きをくれた妻にも心から感謝します。
関係していただいた全ての皆さまに感謝、御礼を申し上げますと共に、和の学校としての次なる取り組みに必ず本イベントの経験を活かすことをお誓い申し上げ、理事長としての御礼の言葉とさせて頂きます。有難うございました。
特定非営利活動法人和の学校
理事長 伊住禮次朗