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つくものらぼ 〜探訪編〜「龍村美術織物」

幼児教育の取り組みで世界的に注目を集めているレッジョ・エミリア市(イタリア)でアトリエリスタとして活動していた津田純佳さんとの協働で進めているプロジェクトです。

本年6月、伝統産業に関係する和の学校の会員様にご協力頂き、津田さんの工房探訪が実現しました。
ご提供いただく伝統的な素材を用いて子どもたちとの探究を行う「つくものらぼ」の取り組みが本格的にスタートしています!

そんな工房探訪の様子を一部、ご紹介します。

まずは、会議室で龍村さんの歴史や現状と今後の取り組みをご紹介頂いた後、カタログをみながら、裂地の用途や技法について説明を受けました。

以前より、某劇場の緞帳で龍村さんのお仕事を認識されていた津田さん。今回の訪問をとても楽しみにされていたようで、祇園祭山鉾のタペストリーや、航空機の座席シートなども手掛ける龍村美術織物さんの領域の広さに興味深々でした。

その後、機織り工場に移動し、楳垣製造部長のご案内で、すべての工程を見学。時には子どもの目線になっての質問や気付きを向けられていました。

最後に、この工場で製造された帯の“表返し”の作業を見せていただき、実際の製造過程では、職人さんたちは“裏面”しか見ずに作業をされていたことに驚きと共に感動を覚える一同。
以上で、津田さんによる「龍村美術織物」様への探訪は終了しました。

子どもたちとの探究は、京都市立の幼稚園を対象に、本年9月と10月に実施予定です。6月に実施された探訪をもとにどのような探究が行われるのでしょうか。今からワクワクします。✨