- つくものらぼ
- 2024年08月19日
つくものらぼ 〜探訪編〜「静好堂中島」
様々な端材や余材を、創造的な教育活動の素材として再活用するリユース・プロジェクト「つくものらぼ」。和の学校が「みりおらーれ」代表の津田純佳さんと協働で進めている取り組みです。
津田さんが、伝統産業に関係する和の学校会員の工房を訪ね、伝統産業に関わる素材について学び、それを子どもたちとの探究活動へと繋げていきます。
今回の訪問先は、裏千家出入りの職方として表具全般を手掛けている「静好堂中島」さんです。
まずは、工房で日本の襖についてのレクチャーを受けました。
一般的な住宅において、戸や壁に匹敵する日本の襖の“防音性や耐久性”などを、何層にも紙を張り合わせた模型でご説明いただき、紙と木で作られる日本の建具について、認識を新たにすることができました。また、京唐紙についての種類や図案の解説もしていただきました。
続いて、障子紙の張り合わせの違いによる茶道流派のこだわりや、掛軸など表具の裂地の見立て、墨蹟の裏打ちなど、工房の現場ならではの工程や実演を見学しました。
『つくものらぼ』への素材として、たくさんの唐紙をご提供いただきました。
本年9〜10月にかけて実施予定の子どもたちとの探究(京都市立の幼稚園対象)に、本素材がどのように活かされるのでしょうか。ご期待ください✨